子どもたちひとりひとりが自立した未来を歩むために。

【2020年12月 エリエールインターナショナル タイランド Co., LTD.様より】昨年度に引き続き生理用品を寄贈いただきました。

 

昨年度の支援に引き続き(前回の記事)、今年度もエリエールインターナショナル タイランド Co., LTD.様(http://www.goon-thailand.com/en/elis/)より、寮の子どもたちのため生理用ナプキンを寄贈いただきました。

 

支援の背景

当団体が支援活動を展開しているファイナムカオ村(カレン語:ティワタ村)にある

子ども寮(ファイナムカオ寮)には現在、108名(男子46名、女子62名)が生活しています。

2015年、必要支援物資についての聞き取り調査を行っている中で

生理用品の不足とそれにまつわる問題を聞くことができました。

寮では自身が使用する生理用品については個人で購入することになっています。

ほとんどの子どもは少なくとも月に1度、生理用品を使用しなければならなりません。

中には、家庭の経済的な事情により、生理用品を購入できない子どももいます。

生理用品を購入できない子どもに対しては友人間であげ合ったりと助け合うこともありますが、

時にはその余裕もない場合もあります。

また、寮ではもし足りなくなってしまった時や購入できない時は

寮母の方に申し出るよう常に声掛けをしていましたが、

「恥ずかしい、気まずい」といった理由から言えない子ども達もいるという状況がわかりました。

また、友人の持っている生理用品を黙って使ってしまったり、

生理用品を購入するために友人のお金を盗んでしまうということが頻繁に起きていました。

これらの問題から、私たちは年に2度の現地訪問の際に必ず生理用品を購入し支援を続けてきました。

しかし、入寮する子どもが増え、また必要とする子どもたちが増え続けるという状況の中、団体としても支援について苦慮しておりました。

そんな中、今回もご縁があり、エリエールインターナショナル タイランド Co., LTD.様より寄贈いただくことになりました。

 

支援にあたって

今回(2020年12月)の支援では、45ケース約7,500枚の生理用ナプキンを支援をして頂くことになりました。

今回も前回同様、ラヨーン県(バンコクより南に2時間)にある工場から社員の方が一日かけて車で直接、寮まで届けてくださいました。

運び出しは、男子の寮生が一緒にお手伝い。

今回もたくさんの生理用品を寄贈いただきました。

管理については、前回同様寮母の方からは月の初めに月経を迎えている子ども達に配り、

数をチェックし、管理をしております。

(足りない場合は申し出るように子どもたちに伝えているとのこと。)

 

エリエールインターナショナル タイランド Co., LTD.様、今回も昨年に引き続き温かい支援を誠にありがとうございました!

支援場所:ファイナムカオ寮(チェンマイ県オムコイ郡モンジョーンズ町 第2地区258)

支援数量:約7,500枚